【プレミア全クラブ紹介②】マンチェスターシティ
今回の内容はレスターと19節で対戦するマンチェスターシティについてのクラブ紹介と19節のマッチプレビューです。
**①街**
マンチェスターシティFCはイングランド北西部の都市マンチェスターをホームタウンとしています。2018年の時点で人口は55万人でイギリスで６番目の都市です。かなり雨が多いイメージを持たれていますが、年間降水量は東京よりも少ないです。どんよりと曇っていることが多く一日中降るというよりは少しずつ降ってすぐに止みます。世界的ロックバンドであるオアシスの出身地でもあります。
**②スタジアム**
現在使用しているエティハドスタジアムは2003年に完成しました。2015年に拡張工事を行い最大収容人数は55017人。最寄り駅は路面電車であるメトロリンクのエティハドキャンパス駅です。
**③基本情報**
クラブ設立は1880年。愛称はシティ、シチズン。クラブカラーはスカイブルーです。歴代獲得タイトルはFA杯6回、コミュニティシールド6回、フットボールリーグ·プレミアリーグ7回、カラバオ杯8回、UEFAカップウィナーズカップが1回です。近年急激に力をつけ残すタイトルはチャンピオンズリーグ優勝のみです。
**④オーナー**
シェイク·マンスールです。UAEの副首相、アブダビの王族で総資産は2億ドル越えとも言われています。2008年にクラブを買収、今年で13年目です。横浜Fマリノスなどが所属するシティグループの創設者。
**⑤スポンサー**
マンチェスターシティの胸スポンサーはエティハド航空というUAEの国営の航空会社です。同じくシティグループのメルボルンシティ、ニューヨークシティともスポンサー契約を結んでいます。
**⑥監督**
現在マンチェスターシティの監督はペップ·グアルディオラです。スペイン出身50歳。
今年で就任6年目。選手としてはユースで育ったバルセロナやスペイン代表としてプレーし、リーガ6回、チャンピオンズカップ1回、スーペルコパ4回、コパデルレイ2回などの多数のタイトルを獲得しました。監督としてはバルセロナ、バイエルン、マンチェスターシティなどのビッグクラブを渡り歩き、各リーグを3回ずつ、バルセロナ時代にはチャンピオンズリーグ2回、各国カップ戦12回など監督としてもタイトルを総なめしています。稀代の戦術家としても知られメッシの偽9番起用やバイエルン時代に注目され始めた偽サイドバックなど画期的な戦術を用いてきました。ポゼッションとハイプレスで試合を支配することを好みます。
**⑦今シーズン**
シティは現在18試合消化し勝ち点44で首位につけています。
リーグ戦18試合14勝2分2敗。チャンピオンズリーグでは４勝２敗グループステージを首位通過しています。決勝トーナメントではスポルティングCPと２月に対戦予定です。4バックが基本で４－３－３の陣形をとることが多いのですが、直近のニューカッスル戦、リーズ戦では4－2－3－1や4－1－3－2など少し変化を加えてきています。下に予想スタメンを載せておきます。
**⑧注目選手**
リヤド·マフレズ
フランスの首都パリ郊外にあるアルジェリア人の街サルセル出身の30歳。15－16シーズンには37試合17ゴール11アシストでレスターのプレミアリーグ優勝に貢献しPFA年間最優秀選手賞を受賞しています。独特な間でのカットイン後に左足から放たれるシュートが持ち味でシティでも既に50ゴールを挙げています。体格が華奢過ぎるとプロの道を閉ざされるもフランス4部、2部とプレーを続けるうちにレスターのスカウトであるスティーブウォルシュの目に留まりイギリスへと渡りました。今期も14試合4ゴール3アシストと順調に点に絡んでおりレスターにとって脅威となるでしょう。
ベルナルド·シウバ
モナコから加入し今年で5年目。開幕前は移籍濃厚と噂されたものの残留。ウイングとインサイドハーフでチームの心臓として献身的に走り回り、今期はリーグ戦7ゴール1アシストと大車輪の活躍でペップの信頼を再び取り戻しました。
**⑨レスターとの対戦**
レスターとは過去21回対戦してシティ12勝、引き分けが4回、レスターが5勝とシティが大きく勝ち越しています。前回9月に行われた試合では1－0でシティが勝利しています。シュマイケルが好セーブを連発したため1点差に収まっていますが枠内シュート数はシティ8本レスター1本とゲームの内容は一方的なものでした。
**まとめ**
レスターは怪我やコロナでの離脱者が多く主力を大きく欠くこととなっています。対するシティはウォーカーとトーレスのみ離脱、前回の試合から1週間とコンディションも整っている状態です。お互いフルメンバーで戦っても難しい相手ですがアウェーでどうにか勝ち点１を持ち帰ってほしいところです。
