ヴァーディとカフェイン

今回はヴァーディのカフェイン事情についてです。ヴァーディが試合前にレッドブルを愛飲していることは皆さんご存知かもしれません。健康に悪影響はないのでしょうか？彼の試合前の食事と共にどのくらいのカフェインを摂取しているのか見ていきましょう。

試合前日

試合の前夜にはペットボトル半分くらいのポートワインを飲みます。テレビを見ながらゆっくりと啜ることでリラックスして眠ることができるそうです。

※ポートワインとはポルトガル北部で造られている世界三大酒精強化ワインの１つで深いコクと甘みが特徴のワインです。主にイギリスをはじめとした世界各国で食後酒として飲まれています。

試合当日の食事

土曜の午後3時から試合がある日の場合、当日はまず朝起きてレッドブル1本を30秒で一気飲みします。朝口にするのはそれだけです。昼食は11時半にハムとチーズのオムレツとベイクドビーンズを食べます。その際に食事と共に2本目のレッドブルを飲みます。

※ベイクドビーンズとはインゲン豆を甘辛いソースで調理したものです。ベイクドという名前に反して煮て作られることが多いです。

そして試合までの空いた時間にはダブルのエスプレッソを摂取します。極め付けはキックオフの1時間半前、ロッカールームに入った際に3本目のレッドブルを開け、アップが終わった際に飲み干します。合計で3本のレッドブルとエスプレッソを摂取しています。

健康面への影響

一般的な250m缶のレッドブルには80mgのカフェインが含まれており、ダブルのエスプレッソには150mgのカフェインが含まれています。レッドブル3本とダブルのエスプレッソでカフェイン量は計390mg。

コーヒー1杯を150mlとした際のカフェイン量は厚生労働省のデータ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html)によると90mgなので単純計算でコーヒー4.3杯分のカフェインを摂取していることになります。これは健康に悪影響であるように思えますが、欧州では健康な成人男性の場合1日に400mgまでならカフェインを摂取しても問題ないとされているため、試合当日だけスイッチを入れるために摂取している分には問題ないでしょう。

おまけ①

ちなみにヴァーディがカフェインを摂取するルーティンを始めたのは5部フリートウッド時代。毎日3本のモンスターエナジーを飲んでいました。しかし、ある時練習中に体調が悪くなり医者に呼び出され摂取する量を減らすように指示されました。そこから缶の大きさが小さいレッドブルに乗り換えたようです。モンスターエナジー1本に含まれているカフェインは140mgなので3本飲むと420mg。今の390mgと大して変わらない気がするのですが流石に3本も飲むのは試合当日だけでしょう。

おまけ②

ヴァーディはレッドブルを飲んでいますが、2019年9月からモンスターエナジーがレスターのスポンサーに就任しています。元々飲んでたわけだし小さめの缶を発売してヴァーディに飲んで貰えば良い宣伝にもなると思うのですがモンエナさんいかがでしょうか？https://www.lcfc.com/news/1348536/monster-energy-named-leicester-citys-official-energy-drink-partner/press-releaseより引用