プレミアリーグ第23節レスター対ブライトン
今回は日曜日に行われたブライトンとの1戦を振り返ります。リーグ前半戦では2度の得点取り消しにより敗北、その後行われたカラバオ杯ではPK戦の末に勝利しています。
また、ブライトンのポッター監督とコーチがコロナ陽性であったためU23の監督が指揮を執りました。
ラインナップ
前半は4-2-3-1
後半途中からオルブライトンを投入し3バックに変更
ハイライト
スタッツ
シュート本数 15-14 枠内シュート 5-5 マディソン4本
ポゼッション率 43.8%ー56.2%
パス成功率 79%ー82% パス本数 460-577 キーパス 8-11
ドリブル 10-9
空中戦勝率 50-50% ソユンチュ 4本勝利(100%)
タックル 成功率67-69% モデルが5回、ティーレマンスとアリスターが4回
コーナー本数 4-5
ボールロスト 9-11
圧倒していた前半
前半は守備時は4バックとなるもののボール保持時はどちらか又は両方のサイドバックが高い位置をとり3-3-3-1のような形でビルドアップを行っていました。
右サイドのジャスティンが攻撃参加をした際には、CBからのボールを受けるためルックマンが降りてくることにより空いたスペースにジャスティンが走り込み右サイドの高い位置を取り、そこから更にトップのダカが右に流れてくることで空いたスペースにジャスティンがそのまま走りこみチャンスを作りました。
左サイドではトーマスがオーバーラップをしサイドで相手の注意を惹き、流れ込んできた中盤のティーレマンス経由で右サイドのルックマンがシュートに持ち込む両サイドを活用したシーンも見られました。
また両サイドバックが高い位置を取っている際にはティーレマンスが右サイドに降りて2CBと一緒に3バックを形成しリスク管理を行っていました。
前半は上記のサイドバックの攻撃参加を利用した厚みのある攻撃だけでなく、ブライトンの攻撃が単調であったことからパスの出しどころを探しているうちに中盤でボールを奪い取りカウンターを仕掛けシュート本数11-4本、ポゼッションも51.3%とゲームを優位に進めていました。
対照的だった選手交代
後半開始直後ブライトンのクリアをカットしたところから前線4枚が全員絡んだ念願のゴールがレスターに生まれます。
しかし60分付近に両チームが選手交代を行ったあたりから流れが変わります。ウェルベックとランプティという攻撃的な選手を投入してきたブライトンに対し、レスターはバーンズを下げオルブライトンを投入し3バックに変更するという守備的な変更を行いました。この2つの交代により前半のレスター優位な状態からブライトンが攻め続ける状態に変わります。
80分にサイドで囲まれているトーマスにソユンチュがパスを出してしまいボールをロストし、そのまま右サイドからのクロスをウェルベックに決められ同点となります。試合自体は何とかそのまま1-1で終了したものの交代後はレスターシュート1本、ブライトン9本、ポゼッションは33.5%対66.5%と前半とは打って変わってブライトンに主導権を握られてしまう後半となってしまいました。
離脱者が多くいまだにベンチにユース選手が3名座っているなど切れる交代カードが少なく難しい判断ではありましたが、89分の時点で低い位置で膝に手をついて動けなくなり91分についに倒れこんでしまったダカはもう少し早い段階でペレスと交代しておくべきだったのではないかとも思いました。
まとめ
前半はレスターが圧倒していただけに1-1の引き分けで終わってしまったことはとてももったいなく感じました。これで20試合を終えて勝ち点26で10位です。次の試合は2月7日のFA杯ノッティンガムフォレスト戦です。リーグ戦は2月11日のリバプール戦です。アウェイアンフィールドでの戦いとなるため難しい試合になりそうですが、その頃には離脱者も復帰しているはずなので強豪リバプール相手にシーズンダブルを達成することを期待したいです。
お知らせ
次のFA杯までの期間はルックマン特集、ノッティンガムフォレスト特集、プレミアリーグの監督解任について、この3つのテーマの記事を作成する予定です。